競売で物件落札しました。
その後の手続きとして、居住者がいる場合は立退きをしてもらわないと
いけません。
空き室のまま元所有者が占有しているというパターンも多いです。
居住者が立退かない場合や元所有者との連絡がつかずに空き室のまま占有してる
場合も催告というものをして、出て行ってもらわないといけません。
明渡をしてもらうって事ですね。
この時、催告(あなたは出ていかないといけないですよと促す行為)をして、
いつまでに出ていかないと強制的に出しますよという日程が決まります。
この日が断行日、いわゆる強制執行日です。
裁判所の命で、荷物も住んでいる人も強制的に外に出されてしまいます。
この催告に行った時の出来事です。
その日までの流れは、
マンションの一室を落札後、何度か現地に赴きました。
管理人さんからは、「もうあの部屋の人は住んでいないでしょ」と聞かされてました。
マンションはオートロックだったので、管理人さんに事情を説明して住居の玄関入り口に
手紙を挟ませてもらって、連絡もらうように促しましたが音沙汰なし。
こちらも、もう転居して不在になっていると思っていました。
裁判所に手続きをとって、粛々と強制執行、明渡になると思っていました。
そんな中、催告の日程が決まり現地に行くこととなりました。
当日
裁判所の執行官、立会人、鍵屋さん、片付け屋さん、うちの弁護士さん、そして私
一同集まって、さぁと部屋に向かいます。
事前の流れからして、居住者はもういない。鍵を開けて部屋の中を確認するんだと
その場の全員が思っていました。
玄関の前で、鍵屋さんがさぁ開けるぞと道具を広げて準備していました。
これがまた色んな道具があります。開かないことは無いそうです(笑)
執行官が、「居住者(所有者)さんはもう居ないんだよね?でもとりあえず呼び鈴と掛け声してみよう」ということで、
呼び鈴を押しました。
当然、応答はありません。
鍵屋さんも開ける準備が整っていました。
執行官が今度は、ドアをバンッバンッと叩いて「○○さんいらっしゃいますかぁ?」と
大声で声を掛けました。
すると、中から「ガチャガチャ」と、そしてドアが少し開いて、「どちら様ですか?」
と人が出てきました!
そこに居た一同ビックリ!皆で顔を合わせて目がパッチリといった状況になりました。
ここからは冷静に執行官さんが事情を説明し、中の確認をさせてもらうことに。
一通りの確認した後、「おおよそ1か月後までにはこの部屋を明け渡してください」と
日程が決まりました。
催告書には日にちが書き込まれ、その日までに部屋を空にして明け渡しをするように
説明がされました。
もし、その日までに退去・明渡がされないと強制的に部屋から荷物と人を出すことに
なります。これが強制執行です。
その場にいた全員が、ビックリした出来事でした。
とりあえずは、その日やることは完了したので、そこで終了です。
今日の所はここまで。
続きはまた別の日にご紹介します。
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